StudyCase 10013
震央マップ
3D マップ
10_10 3D マップ
周辺の地形状況 ブロックを 6×4 メッシュに区切ったもの
ひたちなか市沖の当該メッシュでは、地震が西北側に明瞭に集中し、南東〜南西方向へ細長い低活動帯が形成されている。
その外側では発生数が再び増加し、西北の密集域・中央の低密度帯・東側の再活性化という三分帯の分布パターンがはっきり現れている。
three.3d グラフ
3D グラフ
10_10, Lat min 36.25, Lon min 141.00 3D グラフ
地震分布は西側(陸側)に密集し、東側(海側)は疎らに広がる特徴的な偏在パターンを示している。
西側はおおむね 35〜45 km に集中する狭い深度帯となる一方、東側は 20〜70 km に及ぶ幅広い深度帯へ散らばる対照的な構造が見られる。
ET グラフ
時系列散布図
10_10, Lat min 36.25, Lon min 141.00 緯度・時系列散布図
10_10, Lat min 36.25, Lon min 141.00 経度・時系列散布図
このメッシュの最大エネルギーは 1924-08-15 の 3.98e15J(ERI-L1)で、ERI-M クラス以下の地震もくり返し多く発生している。
東北地方太平洋沖地震では当該メッシュの最大は 2.24e13J(ERI-M2)にとどまったが、3日後の 03-14 に 1.26e14J(ERI-M3)が発生しており、3.11 による広域的な歪変動の影響が臨界値へ向かわせた可能性が考えられる。
地震活動は全期間で散発的ながら、2011-03 に西側を中心とした集中が見られ、局所的な応答が際立つメッシュである。