10_10 3D マップ
周辺の地形状況 ブロックを 6×4 メッシュに区切ったもの
福島県いわき市小名浜沖〜北茨城市沖に位置し、メッシュ中央に震央の空白帯が見られる。
この空白帯は、3Dマップ(3行 3列目)から海底の深度変化帯と一致していることがわかる。
10_10, Lat min 36.75, Lon min 141.00 3D グラフ
最浅部に地震はそれほど見られず、震源はプレートの沈み込みに沿って分布している。
震央空白帯と一致する深度変化帯には震源も乏しく、プレート境界に沿う帯状の空隙として顕著に現れる。
また、震源は海溝側(20〜45km)に多く、陸側(45〜55km)よりも分布の深さ幅が広い傾向が見られる。
10_10, Lat min 36.75, Lon min 141.00 緯度・時系列散布図
10_10, Lat min 36.75, Lon min 141.00 経度・時系列散布図
最大エネルギー地震は 2011-07-31 の 3.55e14J(ERI-M3)で、それ以外は ERI-M2 以下となっている。
ERI-M2 の地震は全体に一定間隔で発生するが、2011-03-11 を境に一時的に集中し、その当日最大地震は ERI-M1(1.00e12J)にとどまる。
時系列散布図では、東北地方太平洋沖地震の影響集中域は海溝側よりも陸側に多い分布として現れている。
以後2回ほど帯状の集中が見られるが、いずれも ERI-M3 ではなく M2 クラスの中規模地震に伴うものである。