10_10 3D マップ
周辺の地形状況 ブロックを 6×4 メッシュに区切ったもの
茨城県北部の常陸太田市から高萩市周辺で、特に阿武隈山地南端に震央が集中し、沖合の浅海域でも活発な発生が見られる。
阿武隈山地沿いの狭い沿岸平野と久慈川下流域の平野部を含み、陸域・海域ともに局所的な地震集中域を形成している。
10_10, Lat min 36.50, Lon min 140.50 3D グラフ
高萩市西方では震源が極めて浅く、0〜15km に集中しており、顕著な浅発地震帯を形成している。
その他の陸域では 50〜80km、海域では 15〜20km と 30〜50km に分布し、特に海域の後者と陸域はプレート沈み込みに沿った発生傾向を示している。
10_10, Lat min 36.50, Lon min 140.50 緯度・時系列散布図
10_10, Lat min 36.50, Lon min 140.50 経度・時系列散布図
最大エネルギー地震は 2016-12-28 の 1.78e14J(ERI-M3)で、ERI-M2クラスの地震も間隔を空けて断続的に発生している。
1930〜40年代・1960年代に地震頻度の高い時期が見られ、東北地方太平洋沖地震の影響は比較的小さく、最大でも 2.24e13J にとどまる。
震央分布は全域に散在していたが、2011年以降は特定エリアで継続的な活動が見られ、プレート境界に沿った集中傾向が顕著になっている。